2009年7月31日金曜日

大千軒岳(1072m)登山(2009.07.29)渡島半島

7月29日(水)大千軒岳(1072m)は渡島半島の南西部では最高峰の山で、松前町の北にあり登山コースは東側の知内川沿いのコース、西側の松前新道コースと旧道コースの3コースがある。今回は新道コースを行く。函館から予定通り3時間(前夜の震度4の地震のためゲートが閉まっていて8時30分に開く待ち時間があった)午前9時50分新道登山口に到着、が国道からここまでの林道は約30kmの長距離で長く雨上がりのため所々雨水が溜まっていた。登山口周辺は開けていて駐車に困ることはない。午前10時登山口を出発!登り始めて間もなく登山道には花々が咲き両脇は深いブナ林で、急斜面の尾根に取り付くまでは整備されたジグザグ道が続く。登り始めて60分ほどすると前方に大千軒岳頂上が見えてくる。今のところ雨は降ず少しずつ陽が照って明るくなり日本海を望むと海の上に浮かぶように松前大島、松前小島が雲上に霞んで見える。尾根を進むと霧が微風に流されて合間に一面花が咲き乱れ素晴らしい光景が現れる!他では味わえないこの景観は大千軒岳に登る者だけが享受できる。何度か登ったことのある参加者が「今までで最高!」と云ってたくらい今日はきれいだ!気温も適度で直射日光も当たらず虫も寄ってこない願ってもない登行となった。道内外から集まる人気の山で入山する登山者も多い。山道の要所には頂上までの距離を示す標柱が立っていて管理が行き届いていることが分かる。11時35分大千軒岳頂上に到着!記念撮影をして少し休憩をとり、直ぐに前方に霞んで見える十字架を目指して尾根を進む。この道が素晴らしくきれいで何度も立ち止まっては花を撮影、今来た道を振り返りながら曲線を描いた前方の尾根道を急ぐ!緩やかな尾根を登りきり12時30分十字架に到着!流れる霧のせいかキリシタンの十字架が幻想的で、この場所でなければならないと思わせるような位置に建っている。気圧が少しずつ下がってきている。十字架の下で昼食をとる。食事を終えた頃に雨滴が少しずつ落ちて来出したので12時42分下山を開始!尾根道を下り千軒清水で水を補給した頃にやや強い雨に変わりだした。土は雨水を溜めて足元が危うくなり滑る!合羽を着るか、様子を見るか判断に迷う雨脚!道の両脇に伸び出した笹や草の水滴が衣類を濡らす。かまわず先を急ぎ午後2時27分登山口に無事到着する。十字架にたどり着き昼食を食べ終わるまで待ってくれた空に感謝!今回も天候が味方してくれた幸運の山行だった。再度、別のコースで挑戦してみたい魅力的な山!大千軒岳!(ミヤマキンバイ、ミヤマアズマギク、ハクサンイチゲ、エゾカンゾウ) 拡大した写真はここをクリックするか表示の画像のどれでもクリック!

2009年7月13日月曜日

三角山(889m)~袴腰岳(1108m)~烏帽子岳~横津岳(1167m)縦走登山(2009.07.12)

7月12日(日)函館市北の"新中野ダム"(1984年)公園駐車場に午前8時30分に集合。そこから自動車で駐車場脇の林道をしばらく上ると三角山~袴腰岳に至る登山口(標識)に着く(8時50分)。連日の大雨で草が濡れている。気圧も下がってきてるが霧雨程度と判断し、身拵えしてぬかるんだ山道を9時出発!要所にいくつも登山標識があり迷うことはない。随所に泥水が溜まり、伸びた笹が濡れて今日はスパッツは必須!進むにつれ首に巻いたタオルが汗を吸って重い、額からの汗が流れてムシムシする。途中分岐した山道や林道を横断する場所(標識が設置されてる)がある。しばらく緩慢な樹林が続いて、頂上前は登り勾配なので足元に気を配りながら10時35分三角山頂上に到着。小休止して袴腰岳を目指す!11時33分頂上に到着(袴腰岳)標識が2本建っている。残念ながらガスっていて周りの山や景色が見えない。お昼も近くお腹が空いたので昼食をとり皆の分を持ってきてくれた熱いコーヒーを馳走になる。美味しい!食事後に同じコースから男性が一人登って来て、私たちの記念撮影を察してカメラ・シャッターを押してくれる。お礼を言って12時15分袴腰岳を出発!直後のアップ・ダウンはあるがそれほどキツさはない。山道は笹が伸びて道を蔽いさらに濡れてるのでけっこう厄介な思いをしなければならない。 25分ほどで第2湿原に出ると!"えぞかんぞう"が群生している(雨を吸ってワタスゲも白く糸のようにおじぎをしている)、さらに第1湿原にも一面黄色く花が咲いて素晴らしい景観(湿原のある各所でこの時期に開花する。北海道では厚岸郡浜中町の霧多布湿原えぞかんぞうまつりは有名)今が見頃!分岐する烏帽子岳山頂と横津岳山頂(1111m)には止まらず横津岳気象レーダー観測所に午後1時33分到着する。この観測所は長野地方気象台の車山気象レーダーに次いで日本で2番目に高い山岳気象レーダーだ。そこからは舗装道路を延々30分ほど歩いて下り、ゲートには午後2時6分に到着!この舗装道路を歩く距離と時間がけっこう疲れた足に応えて苦痛!でも羊蹄登山以降2週間経ってるので今日は新鮮な気持ちで登れた、あいにく曇天の山行となったが僅かな霧雨も気温もそれほど不快に感じなかった。出発地点と下山口と2台の車を用意して往復同じコースを歩かなくて済む計画で実施した今回は気分的にとても楽な登山でした。