2009年2月12日木曜日

アイゼンで雪の函館山(寒川村)登山(2月11日)

2月11日(水)建国記念日(祝日)道南山岳指導会「YUME」簡易アイゼン使用の函館山登山(寒川村まで、布海苔採り)/ 午前7時30分函館山登山口・駐車場集合。気温は少々低い程度で曇り空、風はない。2月の寒中、今日は簡易アイゼンを使用して積雪を歩き、合わせて急斜面でのロープ使用の実地研修登山です。参加人数は10名。風は比較的穏やか・・が、万全の防寒着で身支度し午前8時過ぎに駐車場を出発。出発間もなく凍りついた足元が滑り出し転倒の危険が予想されるため各自簡易アイゼン(1名はわら縄)を装着。凍結路でのアイゼンの効果は抜群で難なく千畳敷ルート途中より寒川村へ通じる口に着(現在通行止め・・が、当会ではパトロール登山で入山する)。経路を見下ろしながら山道を下る。山肌に積もった白い雪は極端に少なく山道も所々地肌が露出し凍結路はアイゼン無しでは滑落の危険大。何ヶ所もロープが張られていて函館山と云えど侮れない急坂が海岸線まで続く。慎重に降りたので幸い全員無事に寒川村に到着する。波は穏やか、沖には漁船が数隻。渡り鳥か、海面を滑るように南に飛んでゆく。ザックを下ろし生まれて初めての布海苔採り。積んできたコンロの火が上手く燃えず用意した布海苔の味噌汁はお預けとなってしまった。気を取り直して各自持参のおにぎりで昼食。海風で少し手が凍える。腹ごしらえを済ませて往路を引き返す。と云っても今度は登りでけっこうキツイ!休みながらゆっくりと千畳敷傍の入口に戻り帰路は潮見コースを下る。往復路の要所で石田代表が戦時下に利用されていた物資輸送路、砲台跡、寒川村学校跡など随所に残る史跡を説明してくれる。博識にただ感服!今回も全員怪我もなく(このことが大事ですネ)駐車場に到着。恒例の反省会でそれぞれの意見を交わし笑顔で解散しました。
道南山岳指導会「YUME」へのお問合わせ・ご連絡は→3gakuyume@gmail.com

2009年2月9日月曜日

七飯スノーパーク~横津岳登山(2月8日)

2月8日(日)道南山岳指導会「YUME」七飯スノーパークから横津岳登山/午前8時30分七飯スノーパーク・ゴンドラ乗り場集合。気温は少々低いものの天候は上々!ゴンドラ運行開始の午前9時50分に参加会員9名が3,4kmほどの終点目指しゴンドラに乗車。今回は山スキー6名、カンジキ3名。終点で降りそこから横津岳頂上に向かう。真白な深雪を掻き分けながら白樺の樹林を進むにつれ徐々に体が汗ばんできて心地良い。真青な空に白い雪、時折り強い風が吹くが一面透明に張りつめた冷たい空気と広大な白い雪原。霧氷で白く着飾った樹林が素晴らしく美しい!稀に見る晴天と素晴らしい風景に皆口々に感嘆の声!横津岳頂上まであと1時間ほどの距離まで登るがルートが判然とせず風も出てきたため折り返すことに、途中樹林の陽当たりの良い場所でランチを摂り下山開始。山スキーで降りた私は馴れない深雪で左側のビンディングが何度も外れて転倒してしまう、金具の調整が甘かったようだ。それでも皆の助けを借りて3kmあまりのゲレンデを無事滑り下り気分爽快!カンジキの3人はスキーとは30分以上の時間差でようやく下山を完了する。休憩所で恒例の反省会を行い午後3時には現地解散。今回も天気に恵まれ記憶に残る素晴らしい冬山登山を体験できました。
道南山岳指導会「YUME」へのお問合せなど→3gakuyume@gmail.com

2009年2月3日火曜日

七飯岳登山(スキーとカンジキ2月1日)

2月1日(日)道南山岳指導会「YUME」七飯岳登山/仁山々小屋・午前7時50分集合。前日の晩より風が強く冷え込んだ早朝、出発前の30分ほど寒いので一旦山小屋に入り本日の登山の注意点など予備知識を教わる。二台の車に分乗し高速道下の城岱スカイライン・ゲート(冬場は通行止め)前に到着。それぞれ山スキー(5名)とカンジキ(5名)を装着。風が吹いてるため作業時間が進むにつれ手が凍える。午前9時過ぎに準備完了スタート、右の杉林に添って林道を進み300mほどのところから右の山道を登る。雪は少なく雑木の間を縫うように進む、頂上に目を向けると山肌が露出して下りのスキーは困難に思えるほど。樹林の中をスキーを操りながらようやく狭い山道ルートに出る。休憩を挟み右に石切り場を見ながら凍った道を進むが風は勢いを増しさらに頂上を見上げると雪と風で前方の視界が曇りだした。それ以上の登頂は断念し下山、シールは装着したまま雑木の間を少しずつ滑り下りるがスキー操作は困難を極める。こういう天候の場合はカンジキのほうが歩行は楽と思われる。下る途中手ごろな雪山で落ちた時や滑った場合のとっさのピッケルの操作法について石田代表より実技講習を受ける。風の弱まった時を見計らって昼食を摂り早々に下山。午後1時過ぎには山小屋に戻り本日の反省会を行い午後3時散会する。冬の雪山の厳しさの一端を体験できた有意義な登山だった。 道南山岳指導会「YUME」へのお問合わせ・ご連絡は→3gakuyume@gmail.com