2008年1月10日木曜日

映画「氷壁の女」 アメリカ・1982年

映画「氷壁の女」FIVE DAYS ONE SUMMER アメリカ・1982年 108分
監督:フレッド・ジンネマン/出演:ショーン・コネリー、ベッツィ・ブラントリー、ランベール・ウィルソン、ジェニファー・ヒラリー/撮影はアルプス、ベルナーニ山塊の山々に囲まれたポントレスティーナという小さな町を本拠地に、ケーブルカーとヘリコプターで行われた。危険な撮影ではイギリスの登山家の協力を得ているが、大半、俳優たち自身が登っている。暗い過去を背負っているらしき、初老の男と若い女。観光でアルプス登山にやってきた二人の過去にまつわる回想と、アルプス山中で起こるある事件を通して描かれる。ジンネマン監督晩年の秀作。登場人物を極限まで減らし、彼らの現在と過去の心理のやりとりが重厚に交錯する構成で、舞台劇を思わせる緻密な作品に仕上がっている。アルプスの、美しさと不気味さの同居する風景を捉えた撮影も見事で、繰り返しの鑑賞に耐える“本物の映画” である。円熟味を増したショーン・コネリーの風格のある演技が素晴らしい(日本初公開は1983年/1988年にワーナーからVHSビデオテープが発売されたが現在は廃盤・レンタル屋さんを探してみては)
(映画情報と解説の一部を allcinema online より引用させていただきました)
(当ブログでは、登山、山岳などに関連する映画を不定期に紹介してます)

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